豊かにくらすには収入UPではない。3つのバランスが大切

 「給料が2倍になっても、幸福度は9%した上がらない」というデータを目にした。


 一般に収入が増えれば、豊かな生活ができて、はたから見たら幸せそうだが、幸福度は他人からの評価ではなく、一人ひとりの心の感じ方の問題だ。





 幸せ先進国のデンマークで生活したときから、「幸せとは何か?」と考えさせられた。


 日本に帰国してから働き、収入は増えたけど我慢して働き、幸せとは程遠い感じだった。

そんな中、沖縄にたまたま転勤となり、10年。沖縄にいるアメリカ人の生活をみていると豊そう、幸せそうにに見える。沖縄にいるアメリカの人は軍の関係者がほとんどだから、給与と福利厚生が良いから豊かなのかと最初は思っていた。


 しかし、最近、幸せになるための3つのバランスを発見し、それにあてはめると給与や環境ではない。デンマーク人、アメリカ人と日本人の違いにあてはめると日本人の幸せ度が低いのかわかるような気がしてきた。


 3つとは、「感性」・「思考」・「習慣」


この3つのバランスがとれたときに人は幸せだと感じることができる。


もちろんある程度の経済力は必要なので、80年前の何もなかった時代にはお金や物がこの3つ以上大切だが、いまはぜいたくしなければ食べるものに困らない時代。今の日本では経済や物よりこの3つが大切ということになる。


ヨーロッパ人、とりわけ北欧人はこの3つのバランスがうまい。アメリカ人も北欧の人ほどではないが、日本人よりもバランスがとれている。


日本人の多くは、この3つのうち「思考」が肥大化している。思考とはあれこれ考えること。忖度や気遣いもこの思考にあたり、周りの人間関係にたいして考えすぎるところがある。欧米の人も思考はするが、日本人と質も違う。ディベートを通し、もっと多様な考えをもつ。


そして「感性」は戦後の経済至上主義によって物質的豊かさを追い求め、目にみえるもの、音に聞こえるものだけを「感性」だと錯覚していて偏っている。欧米は大人になってもスポーツやアウトドアが盛んなので、スポーツや野外活動をとおして身体で感じる感性をもっている。


 「習慣」に関しては、欧米ではクリスマスやイースターを毎年行い、教会に行く。レジャーとしてではなく先祖から受け継ぐ習慣として。日本のクリスマスはレジャーである。以前はお盆やお彼岸を習慣として行っていたが、廃れているように感じる。神社にいくのは初詣くらいであるが、これもレジャー化している。


先祖のお墓参りを定期的にいくとか、神社に毎月参拝する習慣が欧米人のクリスマスを祝う習慣に近いと思う。


このように私が直接観察したデンマーク人、アメリカ人と日本人の違いは、日本人は欧米を学習するがあまり、昔の習慣を捨て・感性が偏ってしまっている。


 昔の日本人は、この3つのバランスがうまくとれていた。150年かけて失い、思考と感性の一部だけが肥大化している。このバランスを取り戻すことが、日本人の幸福度があがる方法であると思う。




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