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​世界街歩きウォーク オンラインスクールの原点

​フォルケホイスコーレって?

 フォルケホイスコーレは、北欧デンマークが発祥の大人のための学校。デンマーク全土に50校ほど存在し、4か月~10か月の長期コースと1週間~2週間の短期コースがある。長期コースは18歳~24歳の若者が中心、夏を中心に開催される短期コースは子どもからシニアまで広い年代の人が利用する。デンマーク人の8割が一生のうちに一度は利用するといわれている。

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​人生を考えるための学校

フォルケホイスコーレは、生きるための学校、人生の学校と言われており、学校でありながら、スキルの向上や知識を得ることが主役ではない。

 学び舎と宿舎が一体型の学校で毎日全てが学びの場。フォルケホイスコーレという日常とは異なる空間で生活しながら、たくさんの事を学ぶ中で、自分の人生を見つめなおす、自分の人生を考える時間をつくることができる。

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​200以上の多彩な教科が学べる環境

​フォルケホイスコーレは資格を得ることが主役ではないが本格的な学校であり、200以上の科目を教えていいる。人文、政治、歴史、宗教からスポーツ、音楽、演劇、芸術、映画まで様々。

​一つの教科に特化して教える学校から複数の教科を同時に学べる学校などタイプや規模もさまざまだが、共通していえるのは、大人が好奇心と可能性を広げるための学びの環境が整っているということ。

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​ノンフォーマルな公的教育機関

公的(フォーマルな)教育の対立軸としてノンフォーマル教育という考えが、デンマークに浸透している。はじまりは19世紀にデンマークの牧師、作家、詩人、哲学者で教育者グルンドヴィの発案による。

現在のデンマークには様々なタイプのノンフォーマル教育機関がある。フォルケホイスコーレはその一つで、フリースクールというより公的な教育機関の位置づけで、政府より補助金が支給される学校。

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人とつながり、内面と向き合う場

 生きるのに大切なのは人との縁。フォルケホイスコーレでは、生徒、教師、スタッフがともに生活をし、人とのつながり・関係性を大切にしている。「校舎だけではフォルケホイスコーレではない。生徒・教師・スタッフなど多様な人がいて初めてフォルケホイスコーレになる」とデンマーク人はいう。

 他人と同じ空間時間を過ごすことで、ときには友情や愛情をはぐくみ、ときには他人とぶつかり悩みながら、自分の内面と向き合うことにもなる。

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​コミュニケーション・対話を大切にする教育

フォルケホイスコーレでは、160年前の発足当時からコミュニケーション・話すことを大切にしている。教師が一方的に教えるのではなく、教師と生徒が対等に意見をいえる環境がある。

 デンマークをはじめ北欧諸国は世界で一番民主的だと言われる。この北欧民主社会の土台をつくったのが、フォルケホイスコーレである。